2021年1月14日木曜日

冬の土用期間





土用とは、『立春、立花、立秋、立冬の前の約18日間』のことです。


これらの土用の期間は季節の変わり目の時期ともいうことができ
四季に合わせて4回あります。


また、土用は暦の雑節(ざっせつ)の一つです。
一年を24等分して季節の名前を付けたものが
二十四節気(にじゅうしせっき)で、中国から日本に伝わってきたものです。


しかし、二十四節気は中国の気候をもとにして
つくられているので、日本の気候とは合わない部分がありました。


これを補うために取り入れたのが「雑節(ざっせつ)」という季節の区分けです。
他の雑節には節分、彼岸、八十八夜などがあります。


今年は1月17日が土用の入りで、2月2日が土用の明けになります。


土用の期間は冬の土用にかかわらず
この期間は土の神様と言われる「土公神(どくしん)様」が
采配を取られることから、土に関わることをしてはいけないと言われています。


例えば、家を建てる時の基礎工事はこの時期はしないとかは
今でも守られているようです。
 
そのほかにも引っ越しや人生に関わる決め事などは
避けたほうが良いと言われています。


ただ18日間の中で「間日(まび))という日にちは
してもいいことになっていますので
その日を利用して土関係のことを行っているようです。


冬土用の間日は「卯の日(19、31日)」「巳の日(21、2日)」
「寅の日(18、30日)」になります。


外はまだ寒く風邪が流行ったり、今年は特にコロナも増えていますので
体調の面ではしっかりと栄養の付くものを取りながらも
あまり内臓に負担をかけないものを選らんで摂りましょう


ちょうど季節の変わり目に当たるのが土用となります。
土用期間は心と身体の休息期間であり
私達の心と身体を支えてくれる大事な時期になります。

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