2021年9月27日~10月19日、今年最後の水星逆行が
天秤座で起こっています。
水星が逆行しているときは
コミュニケーションの不具合が起きやすい
通信機器や交通機関のトラブルにも要注意
そんなふうに警戒されることが多いと思います。
そして、暦では10月3日から12日まで十方暮という期間に入ります。
十方というのは北や南東といった
八方向の方角に上と下の天地をくわえたもので
自分たちから見たあらゆる方角。
暮というのはそのまま、日が暮れるという暮であり
ここでは「闇」を意味し十方暮とは
「四方八方が闇に閉ざされてしまっている凶日」
という意味があります。
これは日本独特の解釈により生まれたもので
十方暮の期間は、日の干支の天地が刺激し合う10日間のことです。
干支というと十二支を思い浮かべる人も多いと思いますが
本来は十干と呼ばれる
(甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸)
十二支
(子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)の
組み合わせの60パターンのことを指します。
十方暮の10日間は十干と十二支が「相剋」している日が
八日もあることから、特別な期間と考えられるようになりました。
相剋とは相手を「剋す」こと。
木は根を地中(土)に張って、火は金属を熔かす
土は水を堤防や土塁等でせき止め
金属製の斧や鋸は木を傷つけ、切り倒す
水は火を消し止める
一見すると悪いことばかりのようですが
強く働きかけることにより、今までと違った状態になり
新しい以下地を生み出すことになりますので
私自身は、凶とは捉えていません。
十方暮で八方塞がりとどちらにも進めないなら
ストレスはありますが、その場で出来ることを
積極的にやります。
水星逆行も、起きうることはわかっているので
いつもよりもコミュニケーションを丁寧に
交通機関の乱れがあることも想定して
いつもより早めの行動を心がける。
星の動きや暦を通して、特徴を正しく理解して
備えていれば、心配はありません。
いつ、何が起こるのか、事前の心がまえをもつことで
被害やショックを最小限に抑えることができます。