2021年1月31日日曜日

今年の節分は124年ぶりに2月2日





今日から2月、「鬼は外、福は内」の厄除けでもおなじみの節分


豆まきは、季節の変わり目に起こりがちな
病気や災害を鬼に見立て、それを追い払う儀式。
宮中で節分に行われていた「追儺(ついな)」という
鬼払いの儀式が広まったものです。


関西で生まれ育った私には馴染み深い
恵方(今年は南南東)を向いて
巻き寿司を黙ってほおばることは定番


そんな節分ですが、2021年は2月3日ではなく、
2月2日になるんです。なぜなんでしょう。 


国立天文台暦計算室の発表情報を調べてみました。
節分はいつかと聞かれたら2月3日と答える人も多いでしょう。
しかし、この日付は固定ではなく
3日でなくなるのは昭和59年(1984)2月4日以来37年ぶり
2日になるのは明治30年(1897)2月2日以来124年ぶりのことだそうです。


節分は季節を分けるという意味の雑節で
本来は各季節の始まりである立春・立夏・立秋・立冬の前日
それぞれを指すはずですが
そのうち立春の前日だけが残ったものとされています。
つまり、立春が定まれば節分もその前日として定まるというわけです。


では、なぜ立春の日がずれるかというと
閏年(うるうどし)と同じ感覚で
1年間を二十四節気に当てはめて
定期的な運用をしようとすると
1年に少しずつ誤差が出てきてずれが生じるわけです。


こうして,しばらく2月4日に納まっていた立春が
今年は2月3日へ移り、連動して節分も2月2日になったみたいです。


豆まきは、玄関、ベランダ、窓などすべての戸を開け放し
午後8時~10時頃開始します。
玄関から各部屋を回ります。
出入口のところで「鬼は外、福は内」と
2回ずつ繰り返し声をかけながら豆をまきます。

豆をまき終わったらすぐに戸締りをします。
なぜなら、鬼を締め出し、福を逃さないためです。

豆まきが終わったら豆を食べますが
この豆は「年取り豆」と呼ばれます。
自分の年齢だけ、もしくは年齢の数+1個だけ食べるのがならわしです。
ちなみに、豆まきの豆を炒るのは、
「拾い忘れた豆から芽が出るとよくない」といういわれがあるからです。


ところで、豆まきの時の鬼は誰ですか。
数年前まで、主人に鬼のお面を被ってもらい
鬼になってもらっていましたが


実は、豆まきは
お父さんが鬼を払うことで親子の絆を強める
そんな大切な行事だったということを知りました。


昔から豆をまくのは家長の役目
子供から、お父さんへの信頼関係が上がり
親子の絆を強める、そんな大切な行事だったようです。


ですので、お父さんが節分で鬼役をやるのはNGなのです。
何も知らず、子どもの頃から父親や主人に
豆を投げつけていました。


目に見えない邪気を払うのですから
鬼役はいらないってことですね。


立春では立春はというと,春分や秋分と同じく二十四節気の1つであるから,2012年のトピックスで説明した秋分と同じ理屈で同じように変動する.すなわち,1年ごとでは1太陽年 365.2422日と1年 365日の差~約6時間ずつ遅くなる一方,うるう年には4年前より少し早くなる,というパターンだ (図1)こうして,しばらく2月4日の中に納まっていた立春の日が令和3年には2月3日へ移り,その前日たる節分も連動して2月2日へ移ったという次第である.

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