2021年12月3日金曜日

自分らしく生きるために考えること





最近は、病院に行くことが増え
今までは考えもしなかった
「死」や「人生の終わりをどのような形で迎えたいか」
について考えることがあります。


人間は、生まれてきた瞬間から死に向かって歩いています。
そう思うと、今日、今この瞬間が惜しくなってくるでしょう。
先日、お亡くなりになった瀬戸内寂聴さんのお言葉


かつては、「死」について語ることは
タブー視されていましたし
私自身が、年齢の割に考え方が甘いところがあり
死について考えないようにしていました。


しかし、母や家族の入院をきっかけに
生と死について考えるようになり
改めて命の尊さを感じ、無意識に人生や
その先にある最期の瞬間を思うようになり
生と死を強く意識したときに
自分なりの生と死についての考えを
持てるようになりました。


私が一番恐れているのは、自分が死ぬことではなく
母が死ぬことです。


私自身、父と祖父母を亡くしていますが
父は9歳で別れてから会うことなく亡くなりましたし
祖父母も離れて暮らしていたので
悲しくはありましたが
絶望的な悲しみではなかったと思います。


ですが、母はずっとぞばにいましたし
尊敬もしていますし、頼りにもしているため
その人がいなくなるということを
考えないようにしていました。


しかし、瀬戸内寂聴さんの言葉にもあるように
死というものに向かっていっている以上
避けられなということを受け入れた時
母にも勿論、私にも訪れることならば
順番を間違うことだけはないように
私がしっかり母を送らなければと
思うようになりました。


年老いた母に、娘を失うなどという
耐え難い悲しみを与えないように
健康や生活習慣を少し改めるようになり。


主人と私の年齢を考えると
次の犬を迎えて、最後までお世話できるかと
考えた時、犬との生活は
Rickを最後にすることを主人と決めました。


若い時でもですが、年齢を重ねるほど
突発的なことも多くなります。


そう思うと、Rickとの日々がとても大切で
出来る限り一緒にいる時間を楽しもうと思います。


自分や大切な人の死に備えて準備することは
個人の環境や価値観によって異なるので
正解がありませんし
必ず考えなければならないものでもありません。
しかし、死と向き合うと、人生を前向きに捉えて
自分らしく生きられるようになると私は思いました。



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